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加工関係
 
毎秒20,000回の縦の微振動であり強制切削発熱を抑え加工材やツールへの切削負荷の低減と
 なります。

精度関係
 
切削抵抗の低減により同芯度、真円度、直進性がよい。
 
加工側面の破砕層が小さく次工程での研磨加工性がよい。

経済関係
 
不良品率の低減によるメリットが大きい。
 工具摩擦が少ないため、工具寿命が伸びます。

超音波振動と切削抵抗
専用治具にキスラー動力計を固定し、その上に厚さ10mmのステンレス板を介して、測定用の□100mmで
厚さ10mmのガラス板をワックス接着剤で固定した。
送り速度を1mm/min.で超音波加振時と超音波無加振時の両方で実験を行い研削抵抗の違いを調べた結果、
送り速度1mm/min.において超音波加振時は、超音波無加振時に比べて研削抵抗が35%程度低減しており
超音波振動の効果が認められる。
ガラスの加工面
また、超音波振動の効果を比較したガラスの加工面を走査型電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron
Microscope)を使用し、拡大倍率を200倍にして撮影した。図1、図2より超音波ありのほうが
超音波なしのものより脆性破壊が少なく加工品質が良いため、超音波振動の効果は、脆性材研削に
適しているといえます。
超音波振動の効果による比較
超音波振動の効果については、
やはり超音波振動切削のほうが
チッピング、表面粗さが小さく
良品質になることがわかりました。